今年は、u-mobileからSoftbankのiPadに入れられるデータ専用SIM(u-mobile s)や25MBまで使えるu-mobile MAXが販売されましたが、2016年に発売されましたu-mobile PREMIUMは12/27に受付を終了し、 u-mobile SUPERの「SUPER Talk L」については受付を終了するなど縮小気味となりました。
格安SIM会社シェアの推移
2015年調べ
2017年9月に1位へ躍り出たIIJmioフォンはフルMVNOとなり、自社でSIMカードを発行できる体制を築いています。
3位の楽天モバイルは、フリーテルを買収したことに続いてdocomo,au,softbankに続く第四のキャリアになることを表明しています。
NTT子会社の2位OCNモバイルoneは大胆なプランを出せるとは思えませんので、4位となったmineo、6位のビックローブ当たりが踏ん張っているようです。
5位のUQコミュニケーションはTVCMなどで勢いが止まりません。
2018年3月期には1,075万回線と予測しているMM総研ですが、伸び率が下がっているようです。
最も大きな要因は、SoftbankサブブランドのYモバイル・auのサブブランドUQモバイルの台頭ではないでしょうか?
他にもdocomo,au,softbank各社が格安SIM提供会社(MVNO)に対抗するプランを販売したことも影響があったと思われます。
ドコモ:シェアパック専用の「シンプルプラン」と、「ウルトラシェアパック30」au:「スーパーカケホ」softbank:「ホワイトプラン、パケットし放題 for 4G LTE」等々u-mobile飛躍の環境/条件2017年は、MVNOへのMNP移行数が2016年程伸びなかったことから、2018年のMVNO会社への移行も緩やかなものになるような気がします。
6位圏外となってしまったu-mobileが2018年に巻き返すとしたらどんな可能性があるでしょうか?
★USEN,U-NEXT本業とのコラボ!
2017年12月にホールディングス株式会社を作ってUSENとU-NEXTは並列した関係になっています。
(セブンイレブンが、セブン&Iホールディングを作ってイトーヨーカドーと並列になったのとほぼ同じです。)
2018年は、USENとU-NEXT社でかぶっていた事業の整理を行い、事業領域を決定する予定です。
つまり、USEN&U-NEXTグループ全体で法人向け事業/個人向け事業を棲み分けし、得意分野にもっと踏み込んで展開していく年になると思われます。楽天モバイルのような6000億円規模の投資を考慮した場合、第5番目のキャリア会社になる選択肢はほとんど考えられません。
何故かと言うと「MVNO会社は儲からない」からです。
ただ、U-NEXT本業のコンテンツ配信に「u-mobileのSIMカードならではのサービスを付加する」とか、USEN本体が進める開業プランの中に、「u-mobileのSIMカードを必然とする」など法人向け市場を開拓するなど黒字が予想されるものが進められると思います。
★MVNO会社で儲かっている会社はほとんど無いと思われます。
それでも、本業にプラスになるならと事業開始している会社は700社近くあります。
手っ取り早く「赤字のMVNO会社の事業譲渡を受ける」ということも起こりうると予測出来ます。
どんな形になっても来年も"u-mobile"をこのブログで応援していきます。
よろしくお願い致します。
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